2026/07/13

Taiwan Today

外交

台東県と佐賀県太良町、同名駅を縁に友好交流に関するMOU締結

2026/07/07
日本の佐賀県太良町から6日、永淵孝幸町長(中央)を団長とする一行12名が台東県を訪れ、佐賀県太良町、台東県教育署、台東県国際発展及計画処の3者で友好交流に関する協力覚書(MOU)を締結した。写真左は台東県教育処の蔡美瑤処長、屏東県国際発展及計画処の李素琴処長。(台東県)
日本の佐賀県太良町から6日、永淵孝幸町長を団長とする一行12名が台東県を訪れて友好交流協定を結んだ。太良町は、「多良」という同名駅があることを契機として、台東県及び台東県太麻里郷(多良駅の所在地)と交流を深めており、太良町長の訪台はこれで4度目となる。今回は台東県庁舎1階の大会議室において、佐賀県太良町、台東県教育署、台東県国際発展及計画処の3者で友好交流に関する協力覚書(MOU)を締結した。太麻里郷公所の王重仁郷長が立ち会った。
 
訪問団一行はほかに、太良町商工会の秀島寛会長、観光協会の川島真悟会長、太良町竹崎かに旅館組合の坂口和宏組合長、太良町議会の待永るい子議員など。訪問団は2日1泊の日程で台東を訪れ、MOU締結に加え、2026台東博覧会(7/3-8/20開催)の関連展示を視察し、台東の多様な文化的側面への理解を深めることになっている。
 
台東県太麻里郷にある南廻線の多良駅は、太平洋を一望できる海岸線にあることから「台湾で最も美しい駅」として知られている。利用者が少ないことから2006年7月に旅客サービスを終了したが、駅舎はそのまま残されており、いまでは大勢の観光客が訪れるスポットとなっている。一方、佐賀県太良町にある多良駅は九州旅客鉄道(JR九州)長崎本線の駅。2022年3月に無人化され、駅員は配置されていないが、駅のホームには「幸せの鐘」があり、観光名所として親しまれている。
 
佐賀県太良町は「多良駅」つながりで、台東県及び台東県太麻里郷との交流を深めてきた。2025学年度には台東県教育処の手配の下、台東県の4つの小中学校が太良町の学校とオンライン交流を実施。双方の教員が共同で授業準備を行い、児童・生徒がビデオ通話を通じて、互いの地域の祭りや食文化、観光地などを紹介したほか、手作りのカードや贈り物を交換した。また、音楽などのサブカルチャーを通じた交流も行い、友情を育んでいる。そのうち富山国小(小学校)と豊田国中(中学校)などが太良町の学校を訪問したほか、太麻里郷公所(役場)の職員が2025年、台東県教育処および国際発展及計画処の職員とともに太良町を訪問している。
 
佐賀県太良町の永淵孝幸町長は、初めて台東を訪れた際、この土地が持つ穏やかな雰囲気と豊かな生命力に深く感動し、長期的な友好関係を築きたいという思いが生まれたとことを明かし、「今回のMOU締結は、両地域の関係が新たな段階に入ることを意味しており、同時に地域共生の推進に対するコミットメントと責任を示すものでもある」と述べた。永淵孝幸町長はまた、「何度も台東県を訪れる中で、教育や産業創生にかける思いで多くの共通点があることを知った。今後は台東県と文化・観光・産業など多方面で実質的な連携を一層強化していきたい。同じ駅名という縁によって結ばれたこの特別な関係が国境を越え、世代を超えて続く絆となることを願う」と述べた。
 

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