「旧米国援助宿舎群」は、台湾が米国の援助を受けていた1950年代、米国の関係者の住まいとして建設された家屋群を指す。1979年1月1日に米国と中華民国が外交関係を終了した後、米国在台協会(AIT、台湾における米国大使館に相当)が国家発展委員会の前身である「行政院経済建設委員会」から借り受け、継続して使用していた。2004年にAITから返還されてからは、国家発展委員会が維持・管理を行っていた。現在は使用されておらず、2015年に「歴史建築」の指定を受けた。また、2024年より保存再生のための修復工事が行われている。
この発表に対してフランス在台協会のフランク・パリ主任(フランスの駐台大使に相当)は、同協会の移転先選定に際して台湾の政府が提供してくれた支援に感謝するとした上で、この新たな拠点が台湾とフランスの文化交流の新たな1ページを開くものになるよう期待を示した。
レセプションでは、長年台湾で活動するフランス人テノール歌手、Nicolas Drouet氏がフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を独唱したほか、台仏文化協会の新拠点を紹介する映像も上映された。レセプションには政府関係者、各国の代表機関の関係者、企業・文化芸術関係者など560人を超える来賓が参加し、台湾とフランスの緊密な関係と強い友好が示された。
なお、フランス在台協会の主任を3年間務めたフランク・パリ氏は翌15日、頼清徳総統から「大綬景星勲章」を授与された。頼総統は、パリ主任がその在任中、台湾とフランスの関係促進に寄与し、また政治対話や各分野における交流・協力の促進に大きく貢献したことなどの功績を称えた。
帰任後、「パリ平和フォーラム」(フランスのエマニュエル・マクロン大統領の主導により2018年に設立された国際的な非営利組織)の責任者に就任することになっているパリ主任は、引き続き台仏関係の発展に尽力することを約束するとともに、来月着任予定の後任者も台湾で温かく迎えられることを確信していると語った。