2026/08/03

Taiwan Today

外交

シラヤ族が17番目の政府公認先住民族に、平地先住民族としては初めて

2026/07/31
行政院の卓栄泰院長(首相)は30日、主に台湾南部・台南市に住むシラヤ族(西拉雅族)を、台湾の政府公認原住民族(先住民族)とすることを正式に発表した。平埔族(平地に住む先住民族)として公認されるのはシラヤ族が初めてとなる。また、現在申請中の8つの平埔族についても、原住民族委員会が引き続き審査を進める。(行政院)
行政院の卓栄泰院長(首相)は30日、主に台湾南部・台南市に住むシラヤ族(西拉雅族)を、台湾の政府公認原住民族(先住民族)とすることを正式に発表した。平埔族(平地に住む先住民族)として公認されるのはシラヤ族が初めてとなる。また、現在申請中の8つの平埔族についても、原住民族委員会が引き続き審査を進める。
 
台湾ではこれまで、アミ族、パイワン族、タイヤル族、ブヌン族、プユマ族、ルカイ族、ツォウ族、サイシャット族、タオ族、サオ族、クバラン族(カヴァラン族)、タロコ族、サキザヤ族、セデック族、カナカナブ族、サアロア族の合計16の民族が政府の公認を受けており、これにシラヤ族が加わることになった。
 
司法院大法官によって構成される大法官会議(憲法法廷)が2022年に下した憲法判決第17号の趣旨を踏まえ、平埔原住民族(平地に住む原住民族)のアイデンティティー権を保障するため、立法院(国会)は昨年10月、「平埔原住民族群身分法」を可決・成立させた。「平埔族」の身分登録を行うためには2段階の作業が必要だ。まずは、現在一概に「平埔族」と称される各グループが、それぞれ原住民族委員会に対して「原住民族としての認定」を申請する。審議委員会による審査の結果、行政院(内閣)から原住民族としての公認を受けると、次の段階として、その原住民族に属する個人が戸政事務所(戸籍窓口)に出向いて平埔原住民族としての身分登録を行うことができる。
 
平埔原住民族は1990年代以降、文化復興に取り組み、民族名の回復運動を進めてきた。「平埔原住民族群身分法」の施行後、原住民族委員会はまずシラヤ族からの認定申請を受理し、民族審議委員会を設置して審査を実施していた。今年5月に審査を終え、7月30日に行政院より正式な公認を受けた。
 
現在、シラヤ族のほか、カハブ族(噶哈巫族)、パゼッヘ族(巴宰族)、タオカス族(道卡斯族)、タイボアン族(大武壠族)、パポラ族(拍暴拉族)、マカタオ族(馬卡道族)、バブザ族(巴布薩族)、ケタガラン族(凱達格蘭族)の8つの平埔族が認定を申請している。
 

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