頼総統はまた、台湾と日本にとって最大の脅威は台風や地震、感染症ではなく、中国が周辺諸国に対して続けるグレーゾーンでのかく乱や海上での威圧的行動であると指摘した。さらに、中国は先月、「越境弾圧」にお墨付きを与える特別法を施行し、政治的な管轄権やその恐怖政治の範囲を台湾、日本をはじめ世界各地の民主主義諸国へ広げようとしているとし、「台湾と日本が団結し、協力することで初めて、民主主義、自由、平和、繁栄をともに守ることができる」と強調した。
これに対して、研修団の団長であり、自民党青年局長を務める平沼正二郎衆議院議員は、頼総統が80人を超える海外研修団との面会のために時間を割いてくれたことに感謝した。そして、今回の研修団も例年同様、全国各地の青年局および学生部のメンバーで構成されており、これからの台日関係を担う次世代の人材を育成し、台日友好の精神を継承していくことを目的としていると説明した。
また、先日発生した熊本地震について、頼総統をはじめ、台湾各地の地方自治体、民間団体、企業から寄せられた温かい支援に感謝すると述べた。
平沼議員は、台湾と日本はいずれも台風や地震など自然災害の脅威に直面しており、防災は両国共通の重要課題であると指摘。日本では今年秋にも防災庁が発足する予定で、その重要な任務の一つが防災分野における国際協力の推進であることを踏まえ、「今後は台湾とともに防災分野での協力や交流をさらに深めていきたい」との考えを示した。
平沼議員はまた、自民党青年局と台湾との友好関係は半世紀以上にわたって続いていると述べ、今回の訪問を通じて交流の機会をさらに広げ、二国間関係を一層深化させたいと語った。そして、今後も台日間の協力と交流を積極的に推進し、双方の友好関係のさらなる発展に尽力していく考えを示した。