台南市が友好交流協定を結ぶ熊本県の宇城地域(宇土市、宇城市、美里町の2市1町で構成される行政・生活圏域)や、台南市東区の友好都市である菊池市、安南区の友好都市である甲佐町などは、いずれも今回の熊本地震で被災した。黄偉哲市長は、これら被災地の復旧・復興を支援するため、市が先週、義援金受付専用口座を開設したほか、市長自らも10万台湾元(約50万円)を寄付したことに言及し、より多くの市民に寄付を呼びかけ、台南市民の思いや励ましを熊本へ届けたいとの考えを示した。
黄市長はまた、台南市は新型コロナウイルス感染症の流行時や2016年2月6日に台湾南部地震が発生した際、日本から寄せられた支援を決して忘れていないと強調。困難に遭遇するたびに支え合ってきた歩みこそが、台湾と日本の深い友情の証だと語った。また、今後も都市間交流を一層深めるだけでなく、その友好関係を次世代へ継承していくため、修学旅行や姉妹校交流、スポーツ交流などを通じて台湾と日本の青少年交流を促進し、末永い友好関係を築いていきたいと意気込みを見せた。
これに対して平沼局長は、熊本地震に際して黄市長と台南市民から寄せられた温かい支援に心から感謝すると述べた上で、災害時に互いに助け合う姿勢こそが、台日友好の最も尊い礎であると語った。また、台湾と日本は自由や民主主義といった普遍的価値を共有し、緊密な関係を築いていると指摘するとともに、台南市が都市外交や国際交流を積極的に推進していることを強く実感したと述べた。平沼局長は、自民党青年局が今後も台日交流の重要な架け橋としての役割を果たしていくことを約束した上で、台南市は日本国内に22の友好都市を有し、台湾の自治体の中で最も多いことを知って深い感銘を受けたとし、今後は地方交流においても台南市との協力をさらに拡大し、台日関係を一層深化させたいと述べた。
平沼局長は、日本台湾交流促進議員連盟(旧・日華議員懇談会)事務局次長、自民党台湾政策検討プロジェクトチーム事務局次長を務めるなど、台湾との交流に積極的に取り組む。選挙区である山口県は台南市と友好関係にあり、2025年4月に自民党青年局が台南市を訪問した際には、青年局長代理として黄市長と会談している。