2026/08/13

Taiwan Today

外交

頼清徳総統、国防力や社会全体の防衛レジリエンスを強化しつつ日本との連携強化に期待

2026/08/12
頼清徳総統は11日、日本の前内閣総理大臣補佐官である長島昭久衆議院議員及び東京都議会「自民党日台友好議員連盟」の小礒明顧問と総統府内で面会した。長島議員は日本のシンクタンク「日本戦略研究フォーラム」と台湾のシンクタンク「福和会」が台北市内で開催した「『民主の盾』台米日三者協力メカニズム提言・第1回政策シミュレーション」に参加するため台湾を訪れた。(総統府)
頼清徳総統は11日、日本の前内閣総理大臣補佐官である長島昭久衆議院議員及び東京都議会「自民党日台友好議員連盟」の小礒明顧問と総統府内で面会した。長島議員は日本のシンクタンク「日本戦略研究フォーラム」と台湾のシンクタンク「福和会」が台北市内で開催した「『民主の盾』台米日三者協力メカニズム提言・第1回政策シミュレーション」に参加するため台湾を訪れた。
 
頼総統は、台湾と日本は地理的に近く、人々も親しく、自由、民主主義、人権などの普遍的価値を共有していると指摘。「我々の友情はすでに、友人という枠を超え、家族のような情愛で結ばれている」と述べた。また、コロナ禍では台湾と日本が互いに医療物資を提供し、2024年の能登半島地震と花蓮地震では、双方の人々がいち早く支援の手を差し伸べたことを振り返り、このほど熊本で発生した地震についても、台湾の人々は大変心を痛めており、政府・民間双方ですでに支援活動を開始していると説明。被災者に改めてお見舞いの言葉を伝えるとともに、負傷者が一日も早く回復し、被災地の復旧・復興が順調に進むよう祈念した。
 
頼総統はまた、台湾と日本は自然災害や感染症など共通の課題を抱えると同時に、権威主義の拡張という問題にも直面していると述べた。そして、「平和はかけがえのないものであり、戦争に勝者はいないが、平和を侵略者の善意にゆだねることはできず、必ずや実力という後ろ盾を持たなければならない」と強調した。
 
頼総統は続けて、現在台湾で展開されている大規模軍事演習「漢光演習」ならびに、台湾全域をエリアごとに区切って実施する「城鎮靭性演習」(都市レジリエンス演習)について説明するとともに、台湾は引き続き国防力と社会全体の防衛レジリエンスを強化するとともに、防災・早期警戒、サイバーセキュリティ、重要インフラ、海底ケーブルの安全などの分野で、日本との協力をさらに深化させていきたいと期待を寄せた。
 
これに対して長島昭久衆議院議員は、頼総統が「漢光演習」の期間中に時間を割いて面会してくれたことや、今回の熊本地震に際して、頼総統をはじめ台湾各界から寄せられた関心と支援に感謝した。
 
長島議員は、近隣国からの厳しく強い軍事的・経済的圧力に直面する中、頼総統と台湾は一貫して揺るぎない姿勢を示していると指摘。こうした姿勢を改めて高く評価するとともに、敬意と称賛の意を表し、日本が学ぶべき点も数多くあると述べた。
 
長島議員は今回台湾で参加した台湾・日本・米国の合同政策シミュレーションについて、来年はフィリピンやオーストラリアなどの専門家も招くことを期待するとの共通認識が参加者の間で得られたことを明かした。また、米国の参加者からは、第1列島線に位置する各国が一致団結し、地域の平和と安定の維持に向けて努力を続けるべきだとの意見が示されたとし、今回の政策シミュレーションを通じ、各国が団結して協力することの重要性をより深く実感したと述べた。
 
長島議員はまた、人権と民主主義は日本と台湾にとって極めて重要な共通の価値であり、台湾がこれらの価値をしっかりと守っていることに対し、改めて心から敬意を表すると述べた。そして、今後台湾と日本は安全保障分野に加え、人権や民主主義などの共通の価値についても、さらに結び付きを深めていくべきだとの考えを示した。
 
 

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