2026/09/05

Taiwan Today

外交

外交部の林佳龍部長、太平洋諸島フォーラム(PIF)関連行事終えてパラオから帰国

2026/09/04
外交部の林佳龍部長(外相)は8月27日から9月3日まで、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つパラオ共和国を訪問するとともに、同国で開催された第55回「太平洋諸島フォーラム(PIF)」首脳会議の関連行事に出席した。写真は左からウィップス大統領、林佳龍部長、マーシャル諸島のハイネ大統領、ツバルのテオ首相。第30回「台湾/中華民国・太平洋諸島フォーラム加盟国対話会議」を終えて。(外交部)
パラオ政府合同庁舎にて。太陽光パネル設置と電動バス運用開始を記念するテープカット。(外交部)
外交部の林佳龍部長(外相)は8月27日から9月3日まで、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つパラオ共和国を訪問するとともに、同国で開催された第55回「太平洋諸島フォーラム(PIF)」首脳会議の関連行事に出席した。一連の日程を終えた林部長は3日夜に帰国した。

「太平洋諸島フォーラム(PIF)」には、中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つパラオ、マーシャル諸島、ツバルを含め、合計18か国・地域が加盟している。台湾は加盟国ではないが、「台湾/中華民国」の名義で、かつ「発展パートナー」(Development Partner)の身分で参加している。

林部長は今回、台湾を代表してPIFの開会式に出席するとともに、台湾とパラオが共同主催するイベント「台湾の夜」を取り仕切った。また、パラオのウィップス大統領の招待を受け、「太平洋繁栄特別展」(Pacific Prosperity Exhibit、日本語では「エキスポ」)会場を訪れ、パラオ政府の要人や米国、日本、オーストラリアなど、近い理念を持つ国々の代表とともに展示内容を視察した。

林部長はまた、ウィップス大統領が議長を務める第30回「台湾/中華民国・太平洋諸島フォーラム加盟国対話会議」に出席し、一部のPIF加盟国の首脳らと人材育成、地域間の往来や連結性などについて意見を交わした。林部長は、持続可能で互恵的かつ自立的な経済・貿易協力を深めるため、中華民国(台湾)と正式な外交関係がある国々について、これらの国々が保有する基金・資金を台湾への投資に活用する方法についても検討した。会議後、林部長は太平洋に位置する国交樹立国3か国(パラオ、マーシャル諸島、ツバル)の首脳と共同声明を発表し、PIF加盟国の首脳が1992年に「台湾/中華民国」との関係について下した決定を改めて確認するとともに、台湾が長年にわたり農林水産業、医療、教育、技術支援、人材育成、地域開発などの分野で太平洋地域に果たしてきた実質的な貢献を評価した。

林部長はパラオ滞在中、ウィップス大統領とともに、台湾とパラオによる複数の協力プロジェクトの成果についても視察した。具体的にはパラオ国立病院(ベラウ国立病院)の視察のほか、ゴルフ産業発展支援のための景観モデル公園の開設式、「台湾・パラオ水素エネルギー・イニシアチブ」の始動式、パラオ政府合同庁舎(通称:ワン・ストップ・ショップ)の太陽光パネル設置兼電動バス運用開始式などに出席した。また、パラオ政府の要人や伝統的指導者とも交流したほか、ペリリュー州まで足を延ばし、現地の電力・エネルギーの運用状況や地域の発展ニーズについて理解を深め、今後の協力プロジェクトの策定と二国間協力の深化に向けた重要な参考とした。

なお、米国政府はPIFの期間中、米国が台湾と協力して、パラオで「パラオ国立病院移転計画」や「パラオの飲料水のサンプリング採取と関連人材への技術研修」などの事業を推進すると発表した。林部長はこれに賛同するとともに、帰国前にはパラオ側が主催したパラオ国立病院移転計画の説明会に出席し、関係各方面と今後の協力の方向性について意見を交換した。また、近い理念を持つ国々の代表との会談を通して、パートナー間の相互支援、それぞれの優位性による相互補完、資源の統合を通じて、太平洋における友好国のレジリエンス向上、経済発展、持続可能な成長を支援する方法について意見を交わした。

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