総統府を訪れたのは佐藤樹一郎知事のほか、大分商工会議所の吉村恭彰会頭、「日本台湾親善協会」会長を務める元衆議院議員の衛藤征士郎氏など。蕭副総統は一行の来訪を歓迎するとともに、大分県と台湾は長年にわたり深い友好関係を維持しており、大分県が位置する九州地域も、台湾とさまざまな分野で緊密に協力していると指摘。佐藤知事の母親が台湾生まれであることを知り、「台湾と大分県の間には世代を超えた特別な縁があることがうかがえる」と述べた。
蕭副総統はまた、衛藤会長が国会議員を退任した後も、引き続き台日友好の促進に尽力していることに感謝した。その上で、台湾と九州は自然災害があるたびに互いを思いやり、助け合ってきたとして、「まさかのときの友こそ真の友」の言葉どおりのパートナーシップを示してきたと述べた。また、近年では台湾積体電路製造(TSMC)による対九州投資に伴い、双方の経済、産業、サプライチェーン分野における協力も、持続的な繁栄と経済成長を支える重要な基盤となっていると指摘した。
蕭副総統はさらに、約10年前にアジア太平洋国会議員連合(APPU)年次総会に出席するため大分県を訪れたことを振り返り、現地の景観や文化、温泉などが深く印象に残っていると述べた。また、大分県は台湾の人々にも人気の高い観光地であるとして、今後も双方の人的往来や相互訪問を促進し、さまざまな分野での交流をさらに広げていきたいと述べた。