外交部の林佳龍部長とアリゾナ州のホッブス知事は、台湾の全国創新創業総会(NiEA)とアリゾナ商業公社(Arizona Commerce Authority、ACA)による協力覚書(MOU)の締結に立ち会った。(写真:外交部)
フェニックスはアリゾナ州の州都であり、米国南西部で急速な発展を遂げている重要な都市でもある。TSMC(台湾積体電路製造)及びその関連企業が進出し、投資を拡大する中、一定規模且つ戦略的意義を持つハイテク産業のクラスターが形成されつつあり、台湾と米国が信頼性と強靱性を備えたハイテク産業のサプライチェーンを構築する上で重要な拠点となっている。外交部は、台米ハイテク産業協力の新たな展開、アリゾナ州および周辺地域に進出する台湾企業や台湾出身者の増加、さらに台湾と米国の各州や自治体との交流が一層緊密になっていることなどを踏まえ、台北駐フェニックス台北経済文化弁事処の開設を決めた。台湾が米国に設置する窓口機関(在外公館)としては、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ボストン、サンフランシスコ、ロサンゼルス、アトランタ、シアトル、ヒューストン、シカゴ、ホノルル、デンバー、マイアミ、グアムに次ぐ14か所目となる。
開所式には、同処の初代処長となる焦国恩氏、アリゾナ州のケイティ・ホッブス知事、フェニックス市のケイト・ガイエゴ市長、アリゾナ州選出の連邦下院議員であるアンディ・ビッグス氏(共和党)、米国在台協会(AIT)の執行理事を務めるイングリッド・ラーソン氏をはじめ、アリゾナ州や台湾系米国人コミュニティの関係者、台湾積体電路製造(TSMC)など台湾企業の代表ら200人以上が出席した。
★★★★★
林部長は開設式に先立ち、アリゾナ州のホッブス知事およびガイエゴ市長とそれぞれ会談した。林部長は、アリゾナ州およびフェニックス市が長年にわたり台湾企業の現地進出・発展を誘致し、支援してきたことに感謝するとともに、双方向の投資、人材育成、科学技術、産業協力などについて意見を交わした。
林部長はその後、ホッブス知事とともに、全国創新創業総会(NiEA)とアリゾナ商業公社(Arizona Commerce Authority、ACA)による協力覚書(MOU)の締結に立ち会った。双方は今後、台湾企業とアリゾナ州の市場、投資機会、産業資源とのマッチングを促進し、双方の企業間および地方レベルでの協力拡大を目指す。
林部長はまた、アリゾナ州に進出する台湾企業の事業展開や、現地での産業クラスター形成の状況をさらに把握するため、TSMCのアリゾナ工場を視察し、TSMCのサプライチェーンを形成する企業の関係者と意見交換を行った。さらに、台湾企業団を率いてアリゾナ商業公社(ACA)を訪問し、アリゾナ州の投資環境について説明を受けるとともに、フェニックスで開発が進められている大規模な多機能型イノベーション・パーク(産業都市)「Halo Vista」の建設予定地やアリゾナ州立大学(ASU)ポリテクニック・イノベーション・ゾーン(ASU Polytechnic Innovation Zone)を視察。台湾企業が米国で投資・事業運営を行い、現地で発展していく上でのニーズを把握した。