現在、高齢者(65歳以上)が台湾の人口に占める割合は11%。13年後(2025年)には高齢者人口が現在の250万人から500万人に倍増する見通しで、少子化の問題にも直面する。長寿と健康は人類の幸福の指標だが、少子化問題が改善に転じなければ宇宙を創造する生命のエネルギーは弱まり、人の能力を代々高めていくエネルギーが失われれば、国家は衰退に向かうであろう。
行政院は、行政院衛生署と内政部の一部業務を統合して「衛生福利(福祉)部」とするなど、「高齢化と少子化」の挑戦に真っ向から対抗する決意を示している。高齢かつ病気に苦しむ人たちが適切なケアを受けられるようにするため、条件面がさらに整ったならば、政府はより多くの長期的ケアの保険政策を打ち出すべきである。そして、万全で行き届いた医療ケア体系を築き、台湾を高齢者に優しい社会に育て上げていこう。