2026/03/05

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経済

地球観測衛星「フォルモサット8号」初号機「FS-8A」、地球との通信に成功

2025/12/01
地球観測衛星「フォルモサット8号」の初号機「FS-8A」が台湾時間11月29日午前2時44分、米カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地からスペースX社のファルコン9ロケットで打ち上げられ、同日午前5時04分に所定の軌道に投入された。午前10時42分には台湾上空を初通過し、台湾の地上局との通信に成功した。(国家科学及技術委員会)
台湾初の国産光学リモートセンシング衛星コンステレーションの構築を目指す地球観測衛星「フォルモサット8号」の初号機「FS-8A」が台湾時間11月29日午前2時44分、米カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地からスペースX社のファルコン9ロケット「Transporter-15」ミッションで打ち上げられ、同日午前5時04分に所定の軌道に投入された。午前5時34分にはノルウェーの地上局との初通信に成功。午前10時42分には台湾上空を初通過し、台湾の地上局と12分間にわたって通信を行い、オンボードコンピュータ(Onboard Computer)、電力、軌道傾斜角など、衛星の「健康状態」がすべて期待どおりであることが確認された。
 
「フォルモサット8号」初号機の台湾から米国への出発式は10月7日、新竹市にある国家宇宙センター(TASA)で行われ、出発式に出席した頼清徳総統が、代表作『天空からの招待状』(原題:看見台湾)で知られるドキュメンタリー映画の監督で、台湾を上空から撮影することでその美しさを伝えた齊柏林(チー・ボーリン)さん(1964-2017年)に敬意を表して、初号機を「齊柏林衛星」と命名することを発表した。事故で亡くなった齊柏林監督の遺志を宇宙へ持ち込み、引き続き台湾を守ってくれるよう願いを込めた。
 
「フォルモサット8号」はTASAが国内の産・学・研究機関と連携して独自に開発した人工衛星で、解像度1mの衛星6基、解像度1m未満の超高解像度光学リモートセンシング衛星2基の計8基からなる。2025年から毎年順次打ち上げられ、8年後の2031年にコンステレーション全体が完成する予定だ。これは、2017年に打ち上げられた台湾初の国産光学リモートセンシング衛星「フォルモサット5号」(解像度2m)と比べて解像度がより高い上、コンステレーションとして運用されることで、より鮮明かつ高頻度の撮影が可能となる。
 
国家宇宙センター(TASA)の呉宗信主任によると、「フォルモサット8号」の初号機は現在セーフモードにあり、今後数周ほど軌道を回りながら通常運用モードに移行する。今後の計画としては、今後1週間以内に光学ペイロードを起動し、内部のコンポーネントと機能を一つずつ検証し、約3か月後には撮影を開始できる見込みだという。
 

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