今回の見どころは、台湾のスタートアップが華碩電腦(ASUS)、研揚科技(AAEON)、群聯電子(Phison Electronics)といった大手企業と連携して出展し、AIイノベーションが市場の課題をどのように解決するかを示した点だ。中でも、宇見智能科技(MetAI)は合成データ生成や2Dから3Dへの高精度なシーン自動生成など、デジタルツインとフィジカルAIの包括的ソリューションを展示した。また、偲倢科技(Spingence Technology)は製造業向けAI外観検査システムを開発。エッジAIを活用して企業内環境への迅速な導入を実現した。これらはいずれもAIスタートアップ支援プログラム「NVIDIA Inception Showcase」に選出された。
さらに、神瑞人工智慧(DeepRad.AI)、富據智能(Fortune AI)、愛吠的狗(Barking Dog Technology Inc.)、赫侖(Holon Robotics)、維理生醫科技(Virphysio Medtech CO., LTD.)、摩絡人工智慧(Morale AI)の6社は、スマート医療、ロボティクス、AIエージェントなどの先端技術におけるブレークスルーで、世界中から応募があった約3,000件の中から選ばれ、「GTCポスターギャラリー」に選出された。
会場での展示に加え、台湾のスタートアップブランド「Startup Island TAIWAN」がシリコンバレーに設置する拠点「Startup Island TAIWAN SV Hub」はその強力なネットワーク力を発揮し、「Taiwan Next Foundation」との共催で「Taiwan Demo Day」を開催。申し込みのあった1,000人以上が集まり、NVIDIA、サムスン、Googleのほか、Berkeley SkyDeckやStanford StartXなど、世界トップレベルの投資家約200人とのマッチングを実現した。このほか、「Startup Island TAIWAN SV Hub」が主催した「Taiwan Startup Night」には100人以上が参加し、台湾のスタートアップが現地で迅速に人脈を構築し、米国の資本市場にアクセスできるよう後押しした。
国家発展委員会は今後も各省庁のリソースを統合することで、シリコンバレーをはじめとする海外のタートアップ拠点との連携を深め、台湾を「世界をリードするAIソリューションの輸出国」へと発展させたいとしている。