2026/06/07

Taiwan Today

経済

経済部の龔部長がチェコのビストチル上院議長と会見、中東欧への追加投資支援を発表

2026/06/05
経済部の龔明鑫部長(右)は4日、来台中のチェコ共和国のミロシュ・ビストルチル上院議長(左)率いる企業訪問団の表敬訪問を受け、台湾とチェコの貿易経済協力などついて幅広く交流。国家発展委員会の葉俊顕主任委員もともに一行を歓迎し、チェコを含む中東欧市場向けにさらに5,000万ユーロを投資支援として追加計上し、双方の産業および投資協力関係をより緊密にしていきたいと語った。(経済部)

経済部(経済産業省に相当)の龔明鑫部長(大臣)は4日、来台中のチェコ共和国のミロシュ・ビストルチル上院議長率いる企業訪問団の表敬訪問を受け、台湾とチェコの貿易経済協力や、産業チェーンにおけるパートナー関係を深めることについて幅広く交流した。龔部長はビストルチル議長が2020年の来訪以来双方のパートナー関係の強化を積極的に推進していることに謝意を示した。また国家発展委員会の葉俊顕主任委員(閣僚級)もともに一行を歓迎し、チェコを含む中東欧市場向けにさらに5,000万ユーロ(約93億日本円)を投資支援として追加計上し、双方の産業および投資協力関係をより緊密にしていきたいと語った。

龔部長はあいさつで、ビストルチル議長の再びの来訪を歓迎するとともに、同議長が過去6年間にわたり、直行便の就航や、台湾の金融機関のプラハでの拠点設立を後押ししてきたことに触れ、2024年にプラハに設立された「台湾貿易投資センター」ではチェコに進出したい事業者に相談サービスを提供していると述べた。産業協力では、半導体やAI(人工知能)といった分野での協力が期待されるところ、台湾の「振生半導体(Jmem Tek)」がこの4月にチェコにおける研究開発拠点設置を発表し、危険物や半導体材料の物流を担う「愛豊通運」(i-TRANS Global s.r.o)が5月にチェコで営業を開始したことなどは、いずれも双方が信頼できるサプライチェーンを共同で整備していることの具体的な成果だと述べた。

また龔部長は、ドローンやAI、スマートシティなどの分野でも協力が見込めると述べ、チェコが現在欧州連合(EU)のAIギガファクトリーへの参加を積極的に進めていることからも、より広い協力の余地が期待されると語った。今年3月には台湾で開かれたスマートシティやネットゼロをテーマにした見本市「智慧城市展(スマートシティサミット&エキスポ、SCSE)」にもチェコからの参加があり、今後この分野でのパートナー関係を深めることができるとの見通しを述べた。

国家発展委員会による5,000万ユーロの資金追加は、中東欧投資基金に対するもので、チェコへの投資を計画する事業者が申請できる。経済部によると、これは台湾政府の欧州市場開拓を支援する方針を象徴するものであり、また台湾にとりチェコが中東欧の国々の中でも重要なパートナーであることを示すものだという。同部の2025年の統計によると、チェコは中東欧における最大の貿易パートナーであり、双方の貿易額は21億4,000万米ドル(約3,424億日本円)に上る。さらに2026年4月末時点で、台湾企業によるチェコへの投資は情報通信産業が最大を占め、累計投資額は2億2,100万米ドル(約353億5,900日本円)。

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