経済部は、今月12日に台湾で500基目となる洋上風力発電機の設置が完了し、累計設備容量が4.8GWに達したことを明らかにした。また、風力発電の業界団体である世界風力会議(GWEC)が発表した2026年の最新報告によれば、2025年通年の洋上風力発電の新規導入容量で台湾は世界3位、累計設備容量で世界5位となった。
経済部能源署(エネルギー庁)によると、台湾では2017年に実証用風力発電機2基を設置。今月12日でこれが500基に達した。この間、コロナ禍、インフレ、国際情勢の変化など数々の外的要因に起因する困難に直面し、世界の洋上風力発電事業は大きな影響を受けた。しかし、台湾では官民一体となって風力発電の発展に取り組んだ結果、洋上風力発電機の設置が徐々に増えていった。そして、欧州諸国が20~30年かけて取り組んできたのに対し、台湾はわずか10年足らずで洋上風力発電機を500基設置、累計設備容量4.8GWを達成。累計設備容量は世界5位の規模となった。
また、台湾の洋上風力発電機は幾度となく台風や地震などに直面し、これらを乗り越えてきた。現在、台湾の洋上風力発電機はすべて台湾海峡に設置され、グリーン電力の安定供給を実現している。なお、昨年(2025年)の洋上風力発電量は年間100億kWhを突破した。
経済部能源署は、脱炭素に向けた動きが世界的に加速する中で、今後も各方面と連携しながら洋上風力発電の導入を推進し、台湾におけるグリーン電力の安定供給を実現するとともに、台湾のエネルギー強靱性と産業の国際競争力を高め、2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロ(ネットゼロ)を達成するという目標を引き続き目指していきたいとしている。