新竹科学園区管理局の胡世民局長(左)は、熊本県の木村敬知事(中央)が立ち会う中、三井不動産ソリューションパートナー本部長(兼KSCM代表理事)の細田恭祐氏とMOUを締結した。(新竹科学園区管理局)
そのうち新竹科学園区の管理を担う新竹科学園区管理局は27日、台湾の政府が推進する台日科学技術協力や半導体産業の海外進出政策に協力するため、新竹科学園区管理局の胡世民局長が同日、熊本県の木村敬知事が立ち会う中、三井不動産ソリューションパートナー本部長(兼KSCM代表理事)の細田恭祐氏とMOUを締結し、2つのサイエンスパークの協力体制を正式に構築したことを明らかにした。今後は半導体、スタートアップ育成、人材育成、産業交流などの分野で連携を深め、台日の科学技術イノベーション協力のプラットフォーム構築を目指す。
新竹科学園区管理局によると、熊本県、合志市および三井不動産は共同で「くまもとサイエンスパーク」の設立を推進している。「日本型サイエンスパーク」の実現を目標に掲げ、研究・開発施設、インキュベーションセンター、共同クリーンルーム、オフィススペース、産学官交流プラットフォームを整備し、研究開発から技術実証、産業応用までを一貫して支えるイノベーション・エコシステムを構築する。また、ワンストップサービスを通じて海外企業や研究機関の日本市場進出を支援する。
工業技術研究院(ITRI)も同日、三井不動産およびくまもとサイエンスパークコミュニティ&マネジメント(KSCM)とMOUを締結したと発表した。ITRIは、「くまもとサイエンスパーク」を交流拠点として、台湾と日本の双方の技術、産業、研究資源を統合し、技術実証、製品の高度化、サプライチェーン連携を推進しながら、段階的に包括的な協力モデルを構築していきたいとしている。
MOU締結には新竹県の李安妤秘書長と熊本県の木村敬知事が立ち会い、ITRIの胡竹生副院長、三井不動産ソリューションパートナー本部長の細田恭祐氏、KSCM理事の須永尚氏が調印に臨んだ。今後は、自動車、ロボット、AIおよび関連する半導体サプライチェーンを重点分野とし、市場ニーズを起点に、研究・開発、技術実証、量産、市場展開までを網羅する包括的な協力モデルの構築を目指す。