2026/10/16

Taiwan Today

経済

経済部商業発展署が「台日老舗国際フォーラム」開催、日本の老舗経営の知恵に学ぶ

2026/10/14
経済部商業発展署は13日、台湾の老舗事業者が現代的なビジネストレンドに対応すると同時に国際化を図ることができるよう、台北市内で「台日老店国際論壇」(台日老舗国際フォーラム)を開催した。日本の北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の宮田一乘教授と、400年以上の歴史を持つ加賀藩御用菓子司「森八」の19代目若女将の中宮千里さんが基調講演を行ったほか、経済部商業発展署の蘇文玲署長、「台湾百年暨一甲子聯誼会」の陳焜耀会長との対談を通じて、台湾の老舗事業者に国際的な視点から新たな気づきをもたらした。(経済部)
経済部商業発展署は13日、台湾の老舗事業者が現代的なビジネストレンドに対応すると同時に国際化を図ることができるよう、台北市内で「台日老店国際論壇」(台日老舗国際フォーラム)を開催した。台湾と日本の産官学界の関係者が参加し、「地域の記憶から持続可能な経営へ」をテーマに、伝統工芸や歴史的記憶を守りながら、デジタル技術の活用や革新的な経営手法を積極的に取り入れる方法について議論した。
 
商業発展署によると、台湾には60年以上続く老舗が約4,000店ある。こうした老舗は、豊かな文化的背景や、匠(たくみ)の技を受け継ぐとともに、世代を超えた人々の思いをつないできた。一方、世界の経済・貿易環境の変化や若い世代のライフスタイルの変容を受け、新たな経営モデルの導入、デジタル技術の活用能力、次世代への事業承継など、さまざまな課題に直面しており、時代の変化に対応するための転換や高度化が求められている。商業発展署は台湾の老舗が、次の100年に向けて競争力を身に着けることができるよう、このフォーラムを開催することを決めた。
 
フォーラムでは、日本の北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の宮田一乘教授と、400年以上の歴史を持つ加賀藩御用菓子司「森八」の19代目若女将の中宮千里さんが基調講演を行った。日本で長年蓄積されてきた長寿企業研究の知見と、400年続く老舗が世代を超えて伝統を守りながら変革を進めてきた実践的な経営の知恵が共有され、台湾の老舗事業者に国際的な視点から新たな気づきをもたらした。後半の対談では、経済部商業発展署の蘇文玲署長と「台湾百年暨一甲子聯誼会」の陳焜耀会長が日本側のスピーカーとの対話を通じて、老舗の革新的な経営が持つ価値を探った。
 
商業発展署は、文化の継承には長い時間の積み重ねが必要であり、ブランドの革新には勇気と戦略が求められると指摘。今回のフォーラムが、台日両国の老舗が国境を越えて交流する重要な場となり、長寿企業経営の知恵に学ぶことで、台湾の老舗がより多様で先進的な事業転換を進めるきっかけとなるよう期待を寄せている。
 
 

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