台北市内の高級ショッピングセンターにあるピザ店で料理長を務める鄭羽辰さんは毎日600枚近いピザを作ることで優れた技術を蓄積し、今年の「ナポリピッツァ職人世界選手権(カプートカップ)台湾大会で優勝した。イタリアでの世界大会に出場する。
世界のピザ業界にとって年に一度のイベント、「カプートカップ」は毎年イタリアのナポリで開催。世界各地の優れたピザ職人数百人がその技術を競い、その年最高のピザ職人を選び出す。
台湾で最大のピザ・コンクールである「カプートカップ台湾大会」にも世界各地のピザ名人が参加する中、わずか26歳の鄭羽辰さんが熾烈な競争を勝ち抜いて、「Pizza Napoletana S.T.G. Trofeo Caputo(ピッツァナポレターナ STG 部門)」と、「Pizza classica(クラシカ部門=ナポリのピッツェリアにあるメニューにオリジナリティを加えたピッツァ部門)」の二つの部門で見事優勝した。
優勝の秘訣を聞かれた鄭さんは、大会前に特に練習に時間を費やしたことはないと回答。ピザ作りは過去6年間毎日行っている他、常に動画も参考にして新たな技術を学んできたと説明、さらに現在の同僚の黄振豪さんは「カプートカップ」国際部門で優勝経験があることから、毎日閉店後一緒に切磋琢磨し、議論や研究をしてきたことが優勝につながったと話している。
鄭さんはかつて、イタリア・ナポリに赴き、「Pizza piu’ larga(ピッツァ生地大広げ部門)」の王者が開いたレストランで1カ月働いたこともあると言う。
鄭さんは今後、台湾の代表としてイタリアで世界大会に出場、世界各地から集まる500人近いピザ職人と世界王者の座を争うことになる。台湾に栄誉をもたらすことが期待される。