2025/09/28

Taiwan Today

文化・社会

台北ユニバ、台湾初の選手村で各国選手を歓迎

2017/08/14
台北市(台湾北部)の柯文哲市長(後列右から6人目)は12日、夏季ユニバーシアード台北大会の選手村開村式に出席し、「各国からやってくる選手をアットホームな雰囲気でもてなそう」と呼びかけた。台北市では、各国からやってくる1万2,000人の選手を迎える準備が着々と進んでいる。(中央社)
夏季ユニバーシアード台北大会の開会を19日に控え、各国からやってくる1万2,000人の選手を迎える準備が着々と進んでいる。台北市の柯文哲市長は12日、選手村の開村式典に出席し、中国語と英語の2か国語で祝辞を述べた。柯市長は、「これは台湾にとって初の選手村となる。各国からやってくる選手をアットホームな雰囲気でもてなそう」と呼びかけた。
 
台湾はこれまでデフリンピック、ワールドゲームズなどを開催したことがあったが、いずれも各国の選手たちの宿泊先は分散しており、選手村を建設した例は過去になかった。今回、台湾にとって初となる選手村が、台湾北部・新北市林口区に建設された。合計23棟の集合住宅で、2,138戸を供給。1戸の広さは28~32坪で、バス・トイレルームが2つ、3部屋で7人の居住が可能となっている。台北ユニバでは、この選手村で各国からやってくる1万2,000人の選手をもてなす。
 
開村初日となった12日は、カナダ、イギリス、フランス、台湾の代表本部など、32チーム、350人が入村した。
 
選手村は4つのエリアに分けられ、ほとんどの生活機能が整っている。すべての居住ビルに休憩エリア、サービスカウンター、製氷機が備えられ、郵便局、銀行、クリーニング、美容院、記念品専門店などの商業施設も入居している。
 
レストランは1度に3,500人を収容でき、提供する料理は大きくアジア料理、欧州・地中海料理、ハラル料理、イタリア料理、ベジタリアン料理の5つに分けられる。また、台湾を代表する滷肉飯(ルーローファン、豚肉のそぼろご飯)、小龍包なども提供している。レストランの営業時間は1日20時間に及び、最も多いときは4万人分の食事を提供することができる。また、各国の総料理長6人が厨房を指揮し、ピーク時にはホールスタッフ441人、厨房スタッフ237人が対応する。
 
屋外エリアにはキチンカーも配備され、台湾グルメの一つ、パールミルクティーなどを提供する。
 

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