2025/10/05

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文化・社会

国立台湾師範大学、台湾で初めて国際バカロレアの教師育成校に

2018/02/02
国立台湾師範大学は今年、国際バカロレア(IB)の視察委員による推薦を受け、台湾で初めて、IBの資格を持つ教師育成機構として認められることになった。(国立台湾師範大学提供、中央社)
国立台湾師範大学(台湾北部・台北市)は今年、国際バカロレアの視察委員による推薦を受け、台湾で初めて、国際バカロレア(International Baccalaureate, IB)の資格を持つ教師育成機構として認められることになった。国際教育と中国語教学の2項目で認証を受け、推薦される。
 
国際バカロレアは国際的な人材を育てるための、国境を越えた教育連盟として知られている。IBの認定校は4,600校以上で、150カ国あまりに広がっている。台湾では現在、高校8校がIBの教育プログラム認証を受けている。IBの教育プログラムを終えた学生は、自国と外国で承認される同等の資格(修了資格)を得ることが出来る。また、そのAP(高校生が大学の単位を取得できるクラス)プログラムを学べば大学の単位として認められる。
 
IBによる教師育成機構としての認証を受けた学校では、教育課程を学ぶ学生がプログラムを修了すれば国際教師資格を得られることになり、国際教育の考え方と英語を使って講義する能力も強化できる。資格を得た人員は世界のIB認定校で教師を務められることになり、国際的な競争力を備えられる。
 
国立台湾師範大学は1月29日から30日にかけて、国際バカロレアの視察委員による訪問を受けた。視察委員は国立台湾師範大学の教育プログラム、教師、教師を目指す学生たちの素養、学校全体としてのリソースを高く評価した上で30日に、推薦することを宣言した。国立台湾師範大学はこれにより、IB本部による認証を受ける。国立台湾師範大学では、今回認証を受けることになった国際教育と中国語教学の2つの大学教育プログラム以外に、数学や物理の教育でも国際教師認証を受けられるよう引き続き努力していくということ。
 
 

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