台湾の中学2年生、わずか14歳の鄭宇亮さんの作ったレゴのオリジナル作品がレゴ・アイデア(LEGO IDEAS)で多くの支持者を集め、鄭さんは台湾初、さらにこの人気投票のハードルをクリアした世界最年少のレゴファンになった。
レゴのファンたちはレゴで制作したオリジナル作品をMOC(My Own Creation)と呼び、また、こうした作品を作る人たちは「MOCer」と呼ばれる。鄭宇亮さんの父親は鄭さんが3歳の時、友人からもらったレゴを特に何も考えずに鄭さんに与えた。すると鄭さんはこれに夢中になり、父親は息子がより大きなレゴ作品を作れるようにと、過去十年で100万台湾元(約364万日本円)以上を投じてきたという。
レゴ・アイデアはレゴが公式に設けているプラットフォームで、「MOCer」たちがオリジナル作品を投稿することを奨励。作品は人気投票の対象となり、投稿から一定期間内に規定の票数を獲得すれば、削除されずウェブサイトに引き続き掲載される。最終的な目標は約2年の間に「支持票」を1万票以上獲得すること。達成された場合、レゴはその作品の商品化を検討することになる。
鄭さんは1年前、レゴで1台のオートバイを制作。これはBMW R60/2をモデルに、レゴの様々なセットから各部分の材料を集めて完成させたもの。鄭さんはレゴ・アイデアへの投稿を希望したが投稿資格に年齢が足らなかった。2016年11月、鄭さんは満13歳という規定を満たし、翌12月についに投稿を果たした。
その後1年あまり経った今年4月28日、鄭宇亮さんの作品は得票数が1万票に達し、鄭さんにはレゴ側が作品の詳細な内容を知らせるよう求める通知が届いた。現在、レゴ・アイデアには2万6,000点を超える作品が投稿されているが、得票数が1万票を超えたのはわずか146作品。また、レゴ側が検討した結果、実際に商品化、量産されたものは21点に過ぎない。
鄭宇亮さんは小学校4年生の時からレゴに就職する夢を持っている。今もこの目標は変わらず、鄭さんはこれからもこの目標に向かって努力していく考え。作品の商品化実現に向けて、鄭さんはここ数カ月、作品の丈夫さや遊べるところの強化に取り組んでいる。しかし、鄭さんの作品は実際に存在するオートバイをレゴにしたものであることから、商品化にはBMWのライセンスを取得する必要がある。一部の「MOCer」はこれについて、鄭さんの作品が商品化されるかどうかの難題の1つだとしている。