文化部の支援を受けて、世界的なコンテンポラリーダンスカンパニー「雲門舞集(クラウドゲイト・ダンスシアター)」が、コロナ後初めて欧州巡回公演を再開する。芸術総監の鄭宗龍氏が率いる「雲門舞集」のダンサーが『十三声(13 Tongues)』と『毛月亮』の2作品を携えて、スペイン、英国、フランス、ドイツの4か国6都市を巡る。まずは今月23日、スペインのバルセロナにあるメルカット・ダ・ラス・フロールス劇場で公演を行う。
「雲門舞集」のスペイン公演を支援する台北駐スペイン経済文化弁事処文化組(=文化部のスペイン出先機関)は、台湾を代表するダンスグループが欧州公演を行い、台湾のパフォーマンスアート(舞台芸術)が放つ旺盛なエネルギーを示すことは、スペインにおける台湾のパフォーマンスアートの存在感を大幅に高めることになると期待を寄せている。これを機に、今後も現地の関連機関と長期協力のパートナー関係を構築し、より高い潜在力を持った、且つ台湾を代表する団体をスペインに招くことができるよう支援していきたいとしている。
『十三声』は「雲門舞集」で芸術総監を務める鄭宗龍氏が手掛けた作品。台湾北部・台北市の艋舺(現在の萬華区北部)で幼少時代を過ごした鄭宗龍氏が、1960年代の艋舺に実在したという伝説的な物売りの存在からインスピレーションを得たと言われている。路上での物売りの声やその繁栄ぶり、にぎやかな姿を現代の踊りに転化したもので、台湾の古いもの、俗なもの、時代の流れとともに失われつつある文化の記憶などが表現されている。この作品は2020年に初めて欧州で、2022年には米国で巡回公演が行われ、各地の観客やダンス評論家から高い評価を得た。米ワシントンポストは「まるで雷に打たれような衝撃を受けた」と表現し、花のように美しく舞うダンサーたちのしなやかな動きを絶賛した。
『十三声』のスペイン公演は11月23日から26日までバルセロナのメルカット・ダ・ラス・フロールス劇場で4公演、12月6日と7日にマドリードのカナル劇場で2公演、12月20日と21日にカナリア諸島のテネリフェ公会堂で2公演行われることになっている。
『十三声』スペイン公演
◆2023年11月23~26日20:30|バルセロナのメルカット・ダ・ラス・フロールス劇場
チケット購入サイト:https://mercatflors.cat/en/espectacle/13-tongues/
◆2023年12月6~7日20:30|マドリードのカナル劇場
チケット購入サイト:https://www.teatroscanal.com/espectaculo/13tonguestaiwantc2324/
◆2023年12月20~21日19:30|カナリア諸島のテネリフェ公会堂
チケット購入サイト:https://auditoriodetenerife.com/es/13-tongues