Jean-Marc THEROUANNEさん
妻のMartine Thérouanneさんと一緒に1995年に、フランス東部の街、ヴズールで「ヴズール国際アジア映画祭」を創設。現在ではフランスにおいて最も長い歴史を誇るアジア映画祭として知られ、上映する映画も当初の10数作品から、今年は92作品にまで増えた。映画祭には、侯孝賢監督、萬仁監督など台湾を代表する映画監督をはじめ、サウンドデザイナーの杜篤之さんなど30名以上の関係者を招いてきた。映画祭が発行するパンフレットや文芸評論に台湾映画と文化発信に関する300ページものコンテンツをまとめ、フランスの観客に台湾映画を深く理解する機会を提供した。これらの努力によって、より多くのフランス人が台湾映画に触れ、鑑賞できるようになり、台湾文化の促進に極めて重要な役割を果たしてきた。
蔡博丞(Po-Cheng Tsai)さん
台湾の新進気鋭の振付師。2014年に「丞舞製作団隊(B.DANCE)」を立ち上げ、芸術監督を務める。各国の振付コンクールで入賞を重ね、ペアダンス「浮花 (Floating Flowers)」が2014年、ドイツ・ハノーファー国際振付コンクールで観客賞を受賞した。さらに、「怒(Blah Blah Blah)」で、フランス舞台芸術批評家協会の2019-2020年度「最優秀新進振付師」に選ばれた。台湾に生まれ、世界のダンスシーンに進出した振付師となり、その無限の創造力で、同世代において中核を担っている。コンテンポラリーダンスを通じて、台湾と欧州の交流に拍車をかけ、自身のダンスカンパニーを通して台湾の芸術・文化の名声を轟かせている。
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文化部の李遠部長は7日から欧州を訪問している。最初の訪問先としてフランスに立ち寄った。第28回「台仏文化奨」の授賞式は訪仏最大の目的で、倫理・政治学アカデミーとの間で、2026年から2030年までの「台仏文化奨」の事業継続に関する5カ年契約に調印した。フランス訪問を終えた李部長は、次の訪問先であるチェコへ向かった。