イタリアのローマで行われている芸術祭、ローマヨーロッパ・フェスティバル2025に台湾の太鼓パフォーマンスグループ、優人神鼓(Uシアター)が登場、欧州歴訪中の外交部の林佳龍部長(外務大臣)も駆け付けた。Uシアターの公演は、外交部と文化部が「2025欧州台湾文化年」として推進する、欧州での文化イベント開催による文化外交の一環でもある。
Uシアターは今回ローマ ヨーロッパ・フェスティバルの招きを受け、『金剛心(Sword of Wisdom)』というレパートリー作品を披露。公演後の拍手は5分間鳴り止まず、観客から高い評価をもって迎え入れられた。
林部長は、Uシアターの公演前のレセプションであいさつし、文化による交流を通じて台湾の心を伝え、欧州台湾文化年を通じ台湾と欧州の文化的な価値観の結びつきを示していきたいとの期待を語った。パフォーマンスアート、ビジュアルアート、音楽、映画、建築、漫画、文学などさまざまな形式で交流を促進し、テクノロジーだけでなく台湾のさまざまな姿を欧州の人々に知ってもらいたいと述べた。
また、林部長は、Uシアターは太鼓と武術、舞踏を合わせたパフォーマンスで台湾の生き生きしたイメージと、台湾人のしなやかさと強さをアートとして表現していると指摘、文化は言葉や距離といった壁を乗り越える架け橋となるものであり、Uシアターの舞台は台湾とイタリアの文化における対話であると述べた。
外交部は今後も文化を架け橋として、台湾と欧州の結びつきを強化し、欧州の人々に文化を通じて台湾を理解してもらい、相互が民主主義の価値を共有していることへの認識を深め、ともに世界の民主主義陣営の団結を強めていきたいとしている。