2025/10/12

Taiwan Today

文化・社会

総統府のプロジェクションマッピング、過去60年間の人気ドラマやバラエティ番組の歴史振り返る

2025/10/07
今年も双十国慶日(10月10日)に合わせ、7日から10日までの4日間、総統府の建築を舞台にしたプロジェクションマッピングが開催される。台湾のテレビドラマやバラエティ番組など合計87作品が素材に使われる。(中華文化総会)
中華民国の建国114年を祝う双十国慶日(10月10日)が間もなくやってくる。今年もこれに合わせて、7日から10日までの4日間、総統府の建築を利用したプロジェクションマッピングが開催される。
 
総統府の郭雅慧報道官は6日、今年は「不要転台,馬上回来!」(チャンネルはそのままに、すぐ戻ります!/Stay Tuned, TAIWAN)をテーマに、今年で60周年を迎える金鐘奨(ゴールデン・ベル・アワード。台湾のテレビ・ラジオ放送における権威ある賞)へのオマージュとしてプロジェクションマッピングを企画したことを明らかにした。台湾のテレビドラマ62作品とバラエティ番組25作品の合計87本が素材として使われ、女性でありながら初めて男性役で金鐘奨「視帝」(最優秀男優賞)を受賞した陳亜蘭さん、金鐘奨で最多受賞記録を持つ人気司会者・沈春華さんのナレーションで、過去60年間における台湾の人気テレビやバラエティ番組の歴史を振り返る。
 
郭雅慧報道官は、テレビは台湾の物語を語るだけでなく、情報を伝える重要な手段であると強調。今回の花蓮で発生した大規模洪水では、「鏟子超人」(スコップ・ヒーロー)と呼ばれる人々が自発的に花蓮へ向かい、被災地の復旧・復興を手助けしたり、多くの人が寄付を通じて支援を行ったりしているが、こうした善意がテレビを通じて茶の間に伝えられ、「善の循環」が生まれていると説明した。そして、今回のプロジェクションマッピングでは、多くの世代に愛された映像作品を通じて過去の物語を振り返ると同時に、いまの時代ならではの記憶を作り出していけたら、と期待を寄せた。
 
今年のプロジェクションマッピングは10月7日(火)から10日(金)まで台北市の総統府前、凱達格蘭大道(ケタガラン大通り)で開催される。開催時間は19時から21時30分まで。30分ごとの上演で、1回の上演時間は約10分間。なお、10月7日は点灯式のため、19時30分からのスタートとなる。
 
また、プロジェクションマッピングと双十国慶祝賀式典の関係で、総統府前の凱達格蘭大道周辺では交通規制が実施される。総統府は、道路標識や交通誘導員の指示に従って通行するよう呼びかけている。
 

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