「人権映画」のコンペティションには合計102作品の応募があった。審査員による厳正な審査の結果、「青年部門」と「社会部門」の各部門で10作品をノミネート。さらに12日、国立中正紀念堂演芸庁(台北市)において各賞の授賞式が行われるとともに、受賞した6作品が上映された。
文化部の王時思政務次長(副大臣)は、今回のコンペの応募作品について、「非常に内容が豊富で、白色テロ、労働環境、司法の正義、信仰の自由、移民など多様なテーマを取り上げていた。映像作品が社会の記憶と人権の対話の媒体としていかに重要であるかを十分に示すことができた」と語った。また、台湾という自由な土地があるからこそ、これらの作品が語られることができたのだと強調し、今後も台湾国際人権映画祭を通じて映像を使った人権教育を推進し、より多くの観客が映画を通じてさまざまな人権問題について理解を深ると同時に、人権映画の創作への参加を促すことで、台湾の民主主義の発展の成果について記録していきたいと述べた。
第一回「人権映画賞」の受賞作品は以下のとおり。
【青年部門】
首奨(最優秀賞):黄勇嵻さん『留學生』
優選:顔齊瑩さん『再見大我』
佳作:陳俊維さん『哥哥死後去了哪裡』
【社会部門】
首奨:隋淑芬さん『五花肉』
優選:蒋煥民さん、孫曉彤さん『尋寶的人』
佳作:李家驊さん『薄荷涼菸』
2025年「台湾国際人権映画祭」
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