2025/12/29

Taiwan Today

文化・社会

2026年元旦は総統府の国旗掲揚式へ、総統府の一般公開も実施

2025/12/24
総統府は2026年1月1日早朝に国旗掲揚式を行う。23日の記者会見でその内容が明らかにされた。「健康台湾・団結守護」(健康な台湾・団結して守る)をテーマに一連のイベントが開催される。写真は仏パリを拠点に活躍するデザイナーの林琬津さんが手掛けたメインビジュアル。「医療ヒーロー」をコンセプトに、採血に使われる器具(バキュテナー)、カプセル、拔罐(カッピング)で使う吸い玉、シャーレなど医療現場でよく見られる形状をデザインに取り入れ、医療従事者への敬意を表した。(総統府)
総統府は2026年1月1日早朝に国旗掲揚式を行う。23日の記者会見でその内容が明らかにされた。総統府の何志偉副秘書長によると、この日は「健康台湾・団結守護」(健康な台湾・団結して守る)をテーマに、早朝から夜まで一連のイベントを開催する。
 
何志偉副秘書長によると、今回のイベントは、頼清徳総統が昨年、「健康台湾推動委員会」(健康台湾推進委員会)を設置し、「健康台湾」(健康な台湾)の実現を目指して四半期ごとに会議を招集していることを踏まえ、中華民国医師公会全国聯合会、中医師公会全聯会、牙医師公会全聯会、護理師公会全聯会の4つの医療関係の団体に主催を依頼した。
 
総統府によると、2026年元旦の国旗掲揚式は、医療従事者らが結成したロックバンドによるライブ演奏で幕を開ける。その後、小・中学生がヒップホップ風にアレンジした「国民健康体操」が披露され、続いて花蓮県馬太鞍集落に住むアミ族のシンガーソングライター、阿洛・卡力亭・巴奇辣(Ado Kaliting Pacidal)さんとアミ族の人々による合唱など、健康的かつポジティブなエネルギーに満ちたパフォーマンスが展開される。また、台湾各地から集まった医師、漢方医、歯科医、看護師など60名が国歌斉唱を行い、集まった人々とともに中華民国115年、西暦2026年の到来を歓迎する。
 
国旗掲揚式後には、2026年最初となる総統府の一般公開が行われる。開放時間は午前9時から午後4時まで。会場には、常設展、漫画展、プレミアム12特別展「冠軍之路」のほか、経済部による初のブース展示も行われる。また、2025年の「優良老店」(有料老舗)、「菁英老店」(エリート老舗)に選ばれた合計16の業者の商品や野球応援グッズを販売する屋台など、多彩なマーケットブースが並ぶ。
 
メインビジュアルは仏パリを拠点に活躍するデザイナーの林琬津さんが手掛けた。今年花蓮で馬太鞍溪のせき止め湖から水があふれ出し、下流地域で大洪水が発生した。その後、台湾各地から多くのボランティアが駆け付け、台湾人が団結し助け合う姿が見られた。そこから「愛のエネルギー」を感じた林さんは、「医療ヒーロー」をコンセプトに、採血に使われる器具(バキュテナー)、カプセル、拔罐(カッピング)で使う吸い玉、シャーレなど医療現場でよく見られる形状をデザインに取り入れ、医療従事者への敬意を表した。林さんは「見た人が思わず微笑んでくれれば」と述べた。
 
中華民国医師公会全国聯合会の陳相国理事長は、「健康な台湾、団結して守る」というテーマは単なるスローガンではなく、医療従事者全体が長年共有してきた信念であり、荘厳で温かく、意義深い式典を全力で作り上げたいと意気込みを示した。
 
2026年1月1日の国旗掲揚式は午前4時30分開始となる。当日は会場で手持ちの国旗を配布する(数量限定)。国旗掲揚は6時30分に行われる。
 
 
 

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