2026/01/26

Taiwan Today

文化・社会

若者の漫画創作活動を奨励する第1回「青漫奨」、国家漫画博物館東側園区で3/13から受賞作品展示

2026/01/21
台湾の若者の漫画創作活動を奨励する第1回「青漫奨」の授賞式が20日、台北市の松山文創園区で開催された。受賞作品は3月13日から国家漫画博物館東側園区(台中市西区)で展示される。(文化部)
台湾の若者の漫画創作活動を奨励する第1回「青漫奨」の授賞式が20日、台北市の松山文創園区で開催された。文化部の李遠部長は、「この賞によって、世代から世代へと受け継がれる台湾漫画の力が若者から生まれ、『新台湾漫画時代』の到来が迎えられるよう期待している」と述べた。
 
文化部は昨年、初めて「青漫奨」を設置し、2025年9月19日まで作品の応募を受け付けた。団体部門と個人部門が設けられ、賞金総額123万元(約614万円)が用意された。李遠部長によると、漫画「烏龍院」シリーズで知られる敖幼祥氏から、日本の「まんが甲子園」を参考に、高校生の段階から漫画創作の経験を育むことの必要性を提案されたのが「青漫奨」設置のきっかけとなったという。
 
第1回「青漫奨」個人部門の金賞は、国立羅東高級中学(高校)の江翊丞さんの作品『伝声筒』に与えられた。不治の病を患う幼なじみを守る主人公を描いた物語で、結末が分かっていてもなお相手に寄り添い、実現できない夢を語り合う姿を丁寧に描いた。団体部門の金賞は、桃園市立陽明高級中学の高校生らの作品『About love, four leaf clover』に与えられた。2人の友情を描いた物語で、そのうち1人が家業を継ぐことになり、2人の間は「四つ葉のクローバーの丘」を巡って距離が生じる。試練に直面した友情が、最終的に再び心を通わせるまでのプロセスを描いた。
 
第1回「青漫奨」の受賞作品は3月13日から国家漫画博物館東側園区(台中市西区)で展示される予定だ。
 
文化部の李遠部長は授賞式で、文化部が来年、「国際漫画展」を開催し、台湾漫画のこれまでの10年間の成果を振り返り、「新台湾漫画時代」の到来を祝う予定であることを明らかにした上で、「台湾文化のリレーは世代から世代へとバトンが引き継がれ前進してきた。皆さんもきっと、台湾漫画が花開き、実を結ぶ瞬間を見ることができるだろう」と語った。
 
李遠部長はまた、自身の成長過程を振り返り、かつては親が子どもに漫画を読ませず、漫画は芸術創作ではないと考えられていた時代があったが、多くの漫画家が世代ごとに素晴らしい思い出を残してきたと指摘。1980年代には台湾漫画のブームが起こり、四コマ漫画や水墨漫画が登場し、敖幼祥氏の『烏龍院』はほぼ一家に一冊あるほどの人気を博したが、その後は日本漫画が流入し、台湾の子どもたちは日本漫画、ひいては韓国漫画を読むようになったと説明した。
 
李遠部長によると、それでも台湾漫画の創造力は決して途切れることなく、リレーのようにバトンが受け継がれてきた。李遠部長自身も数々の漫画関連のイベントを通じて、厳しい環境の中でも自信を失わずにいた漫画家たちがいたことを知ったと述べ、「以前は自分が何をしているのか人に言えなかったが、ようやく『私は漫画家です』と言えるようになった」という漫画家・常勝氏のエピソードを紹介した。
 
李遠部長はその上で、現在台湾の漫画はすでに世界へ進出し、世界10か国以上で翻訳・出版され、総統府で展示されるほどにもなったと述べ、「これはかつて想像もできなかったことだ」と語った。また、台湾の漫画はGLやBLだけでなく、歴史、地理、武侠などジャンルも非常に多様で、日本や韓国など他のアジア諸国よりも幅広いとし、「私たちは決して自分たちを過小評価する必要はない」と力強く述べた。
 

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