林部長は、外交部と国史館が外交専門書の出版で協力することは極めて意義深いと強調した。林部長は、退官した外交部長たちの外交官人生の記憶を正式に国家の記憶として位置づけ、国史館によるインタビューと史料の整理を通じて歴史の真実を忠実に示し、より完全な外交史を編纂するとともに、外交の先輩たちの貴重な経験をオーラル・ヒストリーとして整理し、継承可能な知識へと昇華することで、後世の人々が同じ失敗を繰り返すことを避け、台湾の外交の歩みをより着実なものにすることができると説明した。
林部長はさらに、このプロジェクトは歴史の透明性を追求し、国民への責任を果たそうとする政府の姿勢を示すものでもあると強調。オーラル・ヒストリーを通じて社会がより包括的に重要な外交政策の数々について理解できるようになるほか、公共的な議論がより十分な事実に基づいて行われるようになり、その結果、台湾が将来、外部からの圧力に直面した際、より団結し、より強靭な社会となることが期待されると述べた。
国史館の陳館長は、同館がこれまで国史編纂の任務を担い、公文書の整理やオーラル・ヒストリーの作成を重要な職責としており、外交分野では夏功権氏、劉達人氏、楊西崑氏といった元大使らのインタビュー記録を出版したことがあると説明。今回外交部と共同出版する外交史料の専門書は、歴代外交部長のインタビュー記録を第一弾とし、外交実務の経験を後世の参考にすることが目的であり、「国の歴史を後世に残す」ための外交史料として、学術研究に資するものになると述べた。
外交部と国史館は、計7名の元外交部長へのインタビューを予定している。式典に出席した銭復氏、陳唐山氏、黄志芳氏、李大維氏に加え、田弘茂氏、簡又新氏、林永楽氏の3名も含まれる。