中央銀行はこのほど、新台湾ドル紙幣の新紙幣発行に向け、「台湾の美」をテーマとする新たなシリーズを導入する。中央銀行発行局は、新紙幣の各額面のテーマとして12項目を設定し、中央銀行公式サイトの「台湾の美シリーズ紙幣額面テーマ投票イベント専用ページ」において、オンライン投票を実施し、人々に幅広く参加を募ると発表した。
中央銀行発行局の鄧延達局長によると、新紙幣は現在、民意を聴取する段階にあり、テーマが決まれば、図案のデザイン、紙幣の用紙や原材料の調達を行い、その後、行政院の承認を得た上で、版の作成と量産を進め、さらに設備の調整や広報を経て、正式に発行される。実際の新紙幣の発行は、テーマ決定から約2年半後となる見通し。
鄧局長によると、新紙幣プロジェクトは昨年10月23日に正式に開始。「台湾の美」をテーマとし、人々のアイデンティティに呼び掛け、社会的合意を形成するため、12項目のテーマを設定している。それぞれ、調和と共生、持続可能な発展、スポーツ精神、芸術の美、建築の美、技術革新、民俗祭事、工芸の美、島の生態、保護植物の美、保護動物の美、そして女性の輝きとなっている。
鄧局長は、例えば、昨年、大規模な洪水被害を受けた花蓮県光復郷の復旧・復興を助けたボランティア、通称「鏟子超人」(スコップ・ヒーロー)は調和と共生の体現であり、いままさに世界的な注目を集めている台北101ビルは建築の美を備えた建造物であると述べた。また、技術革新といえば、「護国群山」(半導体産業のような、国を守る力となる重要産業のこと)やシリコンアイランドがすぐに連想されると説明した。
中央銀行は、1月27日10時から2月13日17時まで、中央銀行公式サイトの「台湾の美シリーズ紙幣額面テーマ投票イベント専用ページ」で、オンライン投票を受け付ける。投票方法は、電子メールアドレスによる認証を通過した1人につき1回限りとし、最大で5つのテーマを選択できる。
また、人々が積極的に投票に参加できるよう、中央銀行は投票者に抽選で「丙午馬年記念貨幣セット」10セットと「台湾国家公園采風シリーズ」通常貨幣セット100セットをプレゼントする。抽選方法や詳しい情報は、投票サイトで確認できる。
なお、投票で選ばれた5つのテーマが直接採用されるかについて、鄧局長は、今後の印刷や偽造防止など、実務的な面から総合的に検討する必要があるが、重要な参考意見とする方針だと説明した。