白沙屯拱天宮で神輿(みこし)を清める儀式を行う頼清徳総統。(写真:総統府)
旧暦3月に、白沙屯拱天宮が祀る媽祖神像が雲林県の北港朝天宮を目指す媽祖巡行は約200年の歴史を持つ伝統行事だ。1952年以降は拱天宮正殿で祀られている媽祖神像に加え、近隣の「山辺媽祖」も巡行に参加するのが習わしとなっている。
頼清徳総統は、「全国民を代表して『山辺媽祖』の北港朝天宮に向けた出発をお見送りする。媽祖のご加護により、今回の巡行が安全・順調かつ円満に進むこと、台湾全土の気候が安定して五穀豊穣となり、国家安泰、国民の安寧がもたらされることを祈願する」と述べた。
頼総統はその後、自らも白沙屯拱天宮へ向かい、神輿を清める「浄轎」の儀式を執り行うとともに、媽祖の神像を神龕(厨子のようなもの)から移動させた。
頼総統は、「本日は全国民のために祈りを捧げたい。昨年を振り返ると、台湾南部で地震や台風が相次いだ。また、昨年の台風18号(ラガサ)は台湾東部の馬太鞍渓の上流にできた堰止湖の氾濫を招き、下流地域に大きな被害を与えた。しかし、全国各地から多くのボランティアが救助活動に駆け付けたことで、被害を最小限に抑えることができたことに感謝する。媽祖の大いなるご加護により、台湾の五穀豊穣、国家安泰、国民の安寧を祈りたい。また、苗栗県が一年を通じて災いなく、節目ごとに慶事が滞りなく行われること、すべての信徒の家内安全、開運招福を祈願する」と述べた。
また、白沙屯拱天宮の洪文華主任委員をはじめ、この行事に携わる委員・監事らにも謝意を示し、「行事の規模は年々拡大し、参加者も増え続けている。今年はすでに46万人が事前の申し込みを行っているが、これは容易なことではない。すべての関係者、スタッフ、ボランティア、参加者の協力に感謝するとともに、行事の無事と成功を祈りたい」と述べた。