このMOU締結のため、日本からは豊見城市の徳元次人市長が自ら約15名の代表団を率いて訪台した。メンバーには同市教育委員会の赤嶺美奈子教育長、市議会の外間剛議長および複数の市議が含まれ、同市と議会が今回の協力を重視し、全面的な支持を寄せていることがうかがえた。
台北市側からも、台北市国際教育中心の召集人(責任者)を務める陳栄政教授のほか、大安高級工業職業学校(商業高校)、福安国中(中学校)、士林国中、懐生国中、長春国小(小学校)、東湖国小、三興国小など複数の学校の校長が出席した。
台北市と豊見城市は昨年より教育交流を活発化させている。昨年2月には、豊見城市の教育長および課長が台北市教育局を訪問し、剣潭国小、文昌国小、福安国中、士林国中を視察した。翌3月には豊見城市の教員が剣潭国小を訪問。5月には徳元市長と赤嶺教育長が再び訪台して教育局を訪問するとともに、三興国小の英語イマージョン教育センターや渓口国小の英語の授業を視察した。また、「ワールドマスターズゲームズ2025in台北&新北大会」の開会式や歓迎行事にも出席した。
このほかにも、台北市と豊見城市の複数の小学校や中学校がオンラインでも交流を進めている。例えば台北市の福安国中と豊見城市の豊崎中学校は「アニメ」をテーマに文化交流を実施している。台北市の士林国中と豊見城市の豊見城中学校の芸術部はオンラインで作品共有ギャラリーを共同制作している。台北市の三興国小と豊見城市の豊見小学校は、台湾と沖縄の地理や民俗文化についてオンラインで交流している。三興国小の児童は今年5月、豊見城市を訪問し、上田小学校や座安小学校で授業に参加することになっている。
今回のMOU締結により、双方はより強固な協力の架け橋を築き、台湾と日本の教育交流と協力関係を深化させたいとしている。