2026/07/13

Taiwan Today

文化・社会

宜蘭県の生徒が帆船で沖縄へ、政府も支援

2026/07/06
宜蘭県立岳明国民中小学校は3日、宜蘭県の蘇澳港で帆船「光脚号」の出港式を開催した。同校が今年実施する「2026航向東海・探索海洋~楽観小帆手-海洋台湾夢4.0」と名付けたプロジェクトで、生徒10名が12日間かけて往復1,500㎞の航海に挑戦する。向かう先は日本の沖縄県。一行は翌4日早朝、石垣島に到着した。その後も宮古島、沖縄本島、西表島、与那国島などを巡り、日本の若者たちと交流を深める。(宜蘭県立岳明国民中小学校)
宜蘭県立岳明国民中小学校は3日、宜蘭県の蘇澳港で帆船「光脚号」の出港式を開催した。同校が今年実施する「2026航向東海・探索海洋~楽観小帆手-海洋台湾夢4.0」と名付けたプロジェクトで、生徒10名が12日間かけて往復1,500㎞の航海に挑戦する。向かう先は日本の沖縄県。一行は翌4日早朝、石垣島に到着した。その後も宮古島、沖縄本島、西表島、与那国島などを巡り、日本の若者たちと交流を深める。
 
このプロジェクトは海洋委員会が「海洋文化領航計画」に基づき助成を行っており、3日に行われた出港式には、行政院の卓栄泰院長(首相)、鄭麗君副院長(副首相)、環境部の彭啓明部長、海洋委員会の呉欣修副主任委員など多くの政府関係者が出席し、航海の無事を祈念した。
 
オルタナティブ教育を導入する小中一貫校の宜蘭県立岳明国民中小学校では、小学3年生から帆船に親しみ、4年生でサーフィン、5年生でカヌーとシュノーケリング、6年生でカヌーの操作を学ぶ。中学部へ進学すると、海洋資源や海洋文化、海洋分野のイノベーションの発展、さらには地域産業とのつながりについても学ぶ。
 
同校は2018年より「海洋台湾夢」と名付けた海洋教育プロジェクトを行っている。2024年は大型帆船2艘で台湾周辺海域を一周するプロジェクトを実施。海に近い場所にある台湾本島の学校や離島の学校など36校、合計460人の教員、児童・生徒がリレー形式で帆船を操縦し、合計1,939㎞を航行した。2025年は帆船を通してフランスの子どもたちとの国際交流を実施した。今年は交流の規模をさらに拡大し、帆船で日本の沖縄県へ向かい、各地で地元の人々との交流を深める。期間は7月3日から14日までで、「海洋台湾夢」プロジェクトがスタートして以来、8年間で5度目の大航海となる。
 
帆船「光脚号」の航海には、プロの航海士である林彦光氏と陳懐璞氏が同行して指導に当たる。生徒10名は「往路」と「復路」の2グループに分かれ、各5名が帆船の操作を担う。長距離航海を通じて航海技術だけでなく、チームワークや状況対応能力を身につけるのが狙いだ。
 
また寄港先の石垣島では、宜蘭県蘇澳鎮と沖縄県石垣市の姉妹都市締結30周年記念を記念し、地元の若者との親善セーリングレースに参加するほか、海洋調査や海洋生態系、文化の比較調査などを共同で行う。現地での観察や科学的記録を通じて台湾と日本の若者同士の交流を深め、海洋教育と国際交流を両立させたい考えだ。
 
行政院の卓栄泰院長は出港式で、「航海においては、毎日が順風満帆というわけではなく、必ず逆風に直面する時があるだろう。しかし、勇気を持って挑戦する航海士は経験豊富なベテラン船長と同じように、逆境の中でも自ら進むべき航路を見いだし、その過程の中で、自ら学び、成長し、達成感を感じるのだ」と述べ、生徒たちを激励した。出港式の最後には行政院の鄭麗君副院長が銅鑼を打ち鳴らし、航海のスタートを正式に宣言した。

ランキング

新着