2026/04/08

Taiwan Today

文化・社会

中秋節は団欒の節句、満月を愛でながら「食べる!」

2011/09/09
中秋節には月餅がつき物。毎年この時期には各種の月餅が食べられ、贈答品となる。(中央社)
中華民族の三大節句の一つ、中秋節は旧暦8月15日。今年は9月12日となる。昔の人々は一年を春夏秋冬の四季に分け、一季節をさらに孟、仲、季の三つの月に分けた。8月は「仲秋」の月で、15日はさらにその中間、秋季のまさに「真ん中」であるため、8月15日を「中秋」あるいは「仲秋」と呼ぶ。中秋の夜は月が最も丸く、美しいことから、人々は月を「団円(一家団欒)」の象徴とし、8月15日を「団円(団欒)節」とも呼んだ。また、秋の最大の節句で真ん中でもあることから、「秋節」とも呼ばれている。 台湾において、旧暦の8月15日は重要な節句で休日。今も、一般の人々には、月見をして月餅や柚子を食べる習慣がある。台湾南部では「麻糬(おもち)」を食べる風習もある。 中秋節の風習には様々なものがある。まず、月を祭る活動。伝説によると、月の神は子供たちの守り神。このため、子供のいる家庭では毎年この時期、供え物を用意して月の神に捧げ、子供の健康と平安を守ってくれるよう祈る。
ブンタン農家はこの時期、収穫に忙しい。ブンタンは贈答品として台湾中を飛び交う。(中央社)
また、柚子(ブンタン)を食べることも欠かせない。柚子は「佑子」(子供を守るという意味)と発音が同じであることから縁起がいい。子供を守ってくれるようにとの願いと共に、柚子を食べると目がキラキラとする、女の子は皮で顔をなでると皮膚がしっとりする、などの言い方もある。柚子は中秋節の前後が収穫期で、中秋節を代表する果物になっている。台湾では台南市麻豆産のブンタンが最も有名だ。もちろん、中秋節と言えば月餅。民間の伝説によると、明の時代の初め、元に抵抗した物語が月餅の起源で、中秋節に月餅を食べる習慣は明の時代から記載がある。 行政院農業委員会農糧署では、国産米の多様性と市場競争力を生み出すため、コメの加工と応用による価値の創出を目指している。今年は業者がコメを使った一連の月餅や贈答品を開発するよう指導、地元の味覚で新たな感覚を作り出し、国産米の新しい味わい方を消費者に提供しようとしている。 ユニークなのは中秋節に台湾各地で見られる、バーベキューを食べる風習。1980年代中期に始まったこの習慣は、焼肉のタレの広告が生んだとも、屋外で月を眺めながら空腹を満たすのに便利だからとも言われる。きっかけは何であれ、親子、家族、友人たちと食べるバーベキューは、「団円(団欒)節」とも呼ばれる中秋節にぴったりの活動となっている。

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