台湾南部・屏東県獅子郷にある双流国家森林遊楽区(レクリエーションエリア)のスタッフは最近、同エリア内の森林教室から300mも離れていない場所でジャコウネコを3匹目撃。肉眼で確認すると共に写真撮影にも成功した。
双流国家森林レクリエーションエリアは日中、行楽客に開放されるが夜間は「休園」。夜は人に邪魔されないことで、夜行性の動物が活動を開始する。タイワンコノハズクやモモンガの鳴き声があちこちで聞こえる他、ジャコウネコやハクビシン、センザンコウらがエサを求めて姿を現す。
台湾のジャコウネコは台湾特有の亜種で、哺乳類ジャコウネコ科の動物である。麝香の香りを放つ臭腺をもつためジャコウネコと呼ばれるがネコではなく、分類上はハクビシンに近い。しかし、インドネシアで高級なコーヒー、「コピ・ルアク」を生み出すジャコウネコとは種類が違い、台湾のジャコウネコはコーヒー豆に麝香の香りをもたらす菌を腸内にもたない。台湾のジャコウネコは、北部では新北市の坪林区、烏来区一帯の山岳部に分布。南部では双流地区から南迴地区(台東県)までの一帯に生息しており、その範囲も北部より広いという。