中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は10日、15日零時(時刻表の到着予定時間を基準とする)より、すべての台湾入境者について、搭乗日から遡って2日以内の「PCR検査の陰性証明書」提示を廃止すると発表した。
7月14日より、本国籍および有効な居留証(ARC)を有する外国籍、台湾で乗り継ぎする乗客について、入境時の「PCR検査の陰性証明書(搭乗前2日以内)」提示が免除となった。また、同25日よりワーキングホリデーや実習など6種類のビザを有する海外のパスポート保有者(香港・マカオを除外)の入境を再開したのに続き、さらなる入境制限の緩和が進んだ。
中央感染症指揮センターは、「他国でも水際対策が徐々に緩和され、多国間でもすでに搭乗前の陰性証明書の提示が免除となっていることにあわせ、緩和を決めた。ただし、台湾入境時の各空港における唾液によるPCR検査、入境後3日間の在宅隔離とその後4日間の自主防疫などの水際措置は実施する」と説明した。
中央感染症指揮センターによると、台湾入境前に、在宅隔離期間の宿泊先の確保、携帯電話を用意してインターネットでの健康・検疫登録システムの申請を行わなければならない。
中央感染症指揮センターは、国際的な往来による感染拡大を避けるため、依然として、海外のPCR検査で陽性となった場合は、検査日から7日間は飛行機に搭乗できないことを強調した。