2025/09/30

Taiwan Today

観光

妻夫木聡さん、2年連続で日本市場向け台湾観光アンバサダーに

2025/09/18
台湾でのプレス発表会で、マンゴー、スイカ、あずき、緑豆、タピオカなどをトッピングし、黒糖シロップを掛けたオリジナルの「剉冰」(台湾伝統のかき氷)を完成させた妻夫木聡さん。中でも「マンゴー」が一番のお気に入りだと話した。(交通部観光署)
交通部観光署は17日、2025~2026年の日本市場向け台湾観光アンバサダーに日本の俳優、妻夫木聡さんを起用することを発表した。2年連続の起用となる。台湾で行われたプレス発表会で妻夫木さんは、「台湾への偏愛」をテーマにプロモーション動画を撮影したときの経験について語り、「台湾では初めて訪れても、何度訪れても新しい発見や多様な出会いがある」と絶賛した。また、自身がお勧めする台湾グルメについては「剉冰」(台湾伝統のかき氷)と話し、好きなトッピングを紹介した。
 
妻夫木さんは昨年初めて日本市場向け台湾観光アンバサダーを務め、大きな反響を呼んだ。当初ターゲットにしていた日本の20~39歳の女性層だけでなく、40代以上の年齢層からの注目も高く、幅広い年齢層に届く妻夫木さんの魅力が、日本人旅客の台湾への好感度を一層高めることに成功した。その結果、2024年に台湾を訪れた日本人旅客数は前年比42%増の延べ131.9万人に達した。観光署はこうした実績を踏まえ、今年も妻夫木さんの起用を継続することを決めた。また、昨年は台湾の美しい風景をメインとしたプロモーションに力を入れたが、今年はより妻夫木さん個人の体験や感想に焦点を当て、妻夫木さん独自のアプローチから「台湾への偏愛」を伝えることに力を入れる。
 
これまでに、プライベートな旅行も含めて何度も台湾に足を運んでいるという妻夫木さん。過去には台湾について「日本以外の、第二の故郷」と語ったこともある。今回、プロモーション動画のロケでは、台南や高雄など台湾南部を中心に回った。台南では芸術や文化の魅力に触れ、高雄では信仰と真摯に向き合う地元の人々の雰囲気を体験した。伝統市場では、地元ならではの特色ある商品に引き付けられた。そして、どこに行っても忘れられないのは美味しい料理だったという。繊細な観察力とストレートな感情を持つ妻夫木さんは、「台湾では初めて訪れても、何度訪れても新しい発見や多様な出会いがある」と語った。そして、それが台湾を訪れる人々に「台湾へのさまざまな偏愛」を作り出し、それゆえに台湾を訪れることは「単なる旅行にとどまらず、心を動かす交流の場にもなっているのだろう」と語った。
 
台湾南部でロケを行った新たなプロモーション動画は10月中旬に公開される。観光署はこれからも、日本でオンラインとオフラインを組み合わせた多角的なプロモーションを展開する予定だ。具体的には首都圏や関西圏での消費者向けイベント、若年層をターゲットにした複数のSNSプラットフォームを活用した異業種コラボレーション、新メディアプラットフォームを活用した台湾観光プロモーション、その他多様なメディアを使ったイベントなどを順次展開する。また、観光署は9月25日から28日まで愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)で開催される「ツーリズムEXPOジャパン2025」に台湾パビリオンを出展する。妻夫木さんもそこに登場し、訪れた人々と交流することになっている。
 

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