交通部観光署の統計によると、今年1月から6月までに台湾を訪れた日本人旅客は延べ68万人以上で、台湾を訪れた外国人旅客全体の16.2%を占めた。また、昨年の同じ時期と比べると11.56%増加しており、コロナ禍前(2019年)の同じ時期の69.49%まで回復している。台湾パビリオン開幕式に出席した台北駐大阪経済文化弁事処の洪英傑処長は、「台湾と日本は地理的に近いだけでなく、心も通じる大切なパートナーだ。台日間には140以上の姉妹都市・友好都市がある。近年は教育旅行はスポーツ交流も盛り上がっている」と述べたほか、最近日本で「台湾ブーム」が巻き起こっていることも指摘。世界をリードするTSMCの半導体だけでなく、阿里山の高山ウーロン茶、タピオカミルクティ、台湾ビール、台湾ウイスキーなどの台湾グルメも注目されていると述べた。
台湾パビリオンは、2024年から使用している台湾観光ブランド3.0版のロゴ「TAIWAN– Waves of Wonder」をベースとした躍動感のある曲線と、活気あるオレンジと白の配色を採用し、台湾の洗練された、且つ親しみやすいイメージを表現している。会場には、「天燈(スカイランタン)のメッセージウォール」や、可愛らしい「巨大な小籠包」とのフォトスポットなどが設けられ、日本の観光客に台湾のイメージをわかりやすく伝えている。
また、パビリオン内ではビールグラスの絵付け体験、台湾をモチーフにしたアイロンビーズの手作り体験、豪華景品が当たるクイズ大会、それに台湾先住民族であるパイワン族を中心とする打楽器グループ「羽・撃舞」によるパフォーマンスなどを楽しむことができる。
「ツーリズムEXPOジャパン2025」は9月25日(木)から9月28日(日)までの4日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催される。最初の2日間は業界日となっているが、27日(土)と28日(日)は一般開放される。