ベトナム市場は好調、訪台客数は15%増加
観光署によると、「新南向政策」を掲げる台湾にとって、ベトナムは東南アジアの中でも重要な観光客市場だ。外交部による「観宏プロジェクト」(インド、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジア、ラオスの6か国の旅券所持者を対象にした団体旅行客向け電子ビザの発給)の実施や、交通部観光署によるホーチミン事務所開設などが功を奏し、ベトナム人旅客の訪台者数は年々増加している。2025年は約43万人に達し、コロナ前の水準を上回るとともに、2024年比15%の大幅増となった。
総料理人の故郷で開宴、ベトナム客が本場の台湾流おもてなしを体験
高雄市内門区といえば「台湾の『総舗師』(宴席料理人)の故郷」として知られ、「辦桌」と呼ばれる屋外宴会が盛んな地域だ。今回の宴席料理は地元の名門「千代宴席」が担当し、定番の「龍鳳拼盤」(オードブルの盛り合わせ)、「紅蟳米糕」(カニおこわ)、「仏跳牆」(魚介類などをたっぷり使ったスープ)などが次々と振る舞われた。
アンバサダーIsaacさんの発信力で台湾の国際認知度向上へ
このイベントには台湾観光アンバサダーに任命されている人気アイドルのIsaac(アイザック)さんも参加し、ベトナム人旅客らとともに台湾式宴席を楽しんだ。Isaacさんは台湾観光プロモーションのために作ったオリジナル楽曲「TRẠM DỪNG CỦA ANH」(僕の心の停留所)を熱唱。これは台北101ビルや日月潭、タピオカミルクティーといった台湾の要素をたっぷりと歌詞に盛り込んだ楽曲だ。また、台湾の魅力を数百万人のフォロワーに向けて発信し、SNSで持つ影響力を通じてベトナム市場における台湾南部観光のブランド認知を高めた。