空港ではこのサービスを導入するため、自動チェックイン機18台、自動手荷物預け機12台、出国審査の自動化ゲート6台、それに6つの搭乗口にも自動化ゲート2台ずつで12台、合計48台の機器が設置された。
松山空港の国際線利用者数は年間延べ約280万人にのぼり、ピーク時には10分以上の待ち時間が発生していた。「One ID」の導入により約30%の時間短縮と約20%のマンパワーの削減が期待される。サービス導入による総経費は7年間で約3億元(約15億円)であり、航空会社が分担することになっている。
「One ID」による顔認証の成功率は約95%に達しており、セルフチェックインあるいはカウンターでのチェックインのいずれの場合でも、出入国審査以降の各過程において顔認証を利用でき、従来のように搭乗券やパスポートを提示する必要がなくなる。
生体認証登録については、チェックインカウンターまたは自動チェックイン機でチェクイン手続きを行う際、パスポートのICチップを読み取り、顔写真データを識別情報として変換し、搭乗券と紐付けるだけで良い。一度登録すれば搭乗までの全過程で顔認証が利用可能となる。なお、航空会社のアプリなどで事前にチェックインを済ませた旅客も、制限区域入口の自動化ゲート(出国審査)で生体認証登録を行うことができる。
鄭堅中主任はその他の空港への展開について、今回の導入成果を各空港と共有した上で、それぞれが導入の可否を検討する方針だと説明している。なお、個人情報保護の観点から、旅客のデータは搭乗手続きの範囲内でのみ使用され、航空機の出発後24時間以内に自動削除される。
また、顔認証システムの日本語表示が不適切だった件については、すでに修正が行われていることを明らかにした。