集集線は日本統治時代、水力発電所の建設資材を輸送するために敷設された。開業からすでに100年を超えており、政府は2019年から20217年末までを期間とし、総事業費35億8900万元(181億円)を投じて集集線のインフラ改善計画を推進していた。頼清徳総統は、路盤や法面、排水設備の強化、トンネル改修などを進めていた最中に豪雨による崩落が発生したと説明。そのうえで、「拍断手骨顛倒勇」(骨折することでかえって強くなる)という台湾語のことわざを引用し、これに復旧工事が加わることにより、「当初の計画以上に強固な路線となった」と称えた。
なお、台鉄は集集線の全線運転再開を記念し、台湾固有種のタイワンヤマネコ(台湾華語では石虎)をデザインに取り入れた「集集線タイワンヤマネコ記念乗車券」を発売した。記念乗車券は二水駅、集集駅、水里駅、車埕駅の4つのバージョンがあり、それぞれ沿線の観光名所や鉄道の特色などが描かれている。乗車券として利用できるだけでなく、コレクション性も備えている。今月22日に予約を開始。利用可能期間は2026年6月25日から8月31日までとなる。台湾全域の各駅の窓口や自動券売機(出発駅発の乗車券のみ)で購入できるが、集集線内で窓口販売を行うのは二水駅、水里駅、濁水駅の3駅のみとなる。