交通部観光局馬祖国家風景区管理処は4月1日から10月31日まで、北海坑道で夜間の「青い涙」観賞小舟ツアーを実施する。暗闇の中、青く発光する海水は幻想的で、「青い涙」と呼ばれている。ツアーは完全予約制で、10日から管理処の公式サイトで予約方法などを公表している。(交通部観光局馬祖国家風景区管理処サイトより、中央社)
台湾の離島・馬祖の南竿にある北海坑道では昨年、小舟に揺られながら「青い涙」を観賞する夜間のツアーを行い、大変好評だった。交通部観光局(日本の観光庁に相当)は10日、今年のツアー開催期間を4月1日から10月31日と発表するとともに、予約受付を開始した。 毎年4月ごろから9月まで、馬祖沿岸の海水は青色に光り輝きながら波打つ。この特別な光景は「青い涙」とも呼ばれ、近年、多くの「青い涙ファン」を引き付けている。観光客たちはここで景色を観賞したり写真を撮ったりしており、馬祖の貴重な観光資源になっている。なぜ「青い涙」が発生するのか、その原因については諸説あり、はっきりとは分かっていない。海水中の渦鞭毛藻(うずべんもうそう)や貝虫(かいむし)、あるいは夜光虫が潮の満ち引きの影響を受けて発光するのではないかというのが最も多い説だ。 観光局馬祖国家風景区管理処によると、2015年は5月19日から9月30日までの期間、船会社に委託して北海坑道での夜間「青い涙」観賞小舟ツアーを実施した。ツアー参加者は暗闇の中、小さな小舟に乗って坑道内の水道を進んでいく。暗闇でも見えるメガネをかけた船主が、軽く櫂を滑らせるか、あるいは小舟を前進させると、無数の青い妖精たちが水面で舞い踊るような様子を見ることができる。それはまるで、米ハリウッドで活躍する台湾出身の映画監督、李安(アン・リー)監督のアカデミー賞受賞作品『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』の漂流シーンのようだ。 管理処は、昨年のツアーが好評だったことから、今年も引き続き実施することを決めた。実施期間は4月1日から10月31日まで。船会社は特別に、昨年使った小舟3艘を処分し、さらに大きく、より座席の多い新しい小舟を4艘購入した。 管理処によると、今年も完全予約制とし、料金は1人当たり300台湾元(約1000日本円)。毎晩6時から9時まで、1日6回実施する。1回あたりの定員は48名、所要時間は約20分。観光局馬祖国家風景区管理処の公式サイトで10日から、予約方法や注意事項などを確認することができる。