出産後に大出血が起きると、子宮を失ったり、多臓器不全で死に至ったりすることがある。世界保健機関(WHO)の統計によると、世界では1分間に妊婦1人が出産のために命を落としている。また、出産後の大出血が原因で亡くなる妊婦は4分間に1人のペースで発生している。国立台湾大学医学院附設医院(=大学附属病院)産婦人科は、独自に開発した「王蟲法」と呼ばれる縫合止血法で出産後の出血を止め、子宮摘出を回避している。...