国立故宮博物院が年に1度の大規模な特別展として『小時代的日常-一個十七世紀的生活提案(小時代の日常 十七世紀から見た生活への提案)』を開催している。かつての中国大陸・江南地帯における小資産階級や文芸青年の生活ぶりを伝える収蔵品を整理し、その精緻な工芸技術を紹介する。展示品は大きいものでは壁に掛ける書画、小さく精巧なものでは「端硯」(中国大陸広東省肇慶で作られたすずり)や「汝窯」(かつて中国大陸の河...