台湾南部・高雄市鼓山区にある鼓山国小(=小学校)は今年で創立113周年を迎える。この地域は日本統治時代、高雄港駅からふ頭の貨物倉庫まで伸びる支線が敷設され、当時の日本人はこれを「濱線(はません)」と呼んでいた。現在もこの一帯は哈瑪星(ハマセン)と呼ばれている。日本語由来の地名だ。鼓山国小はこのほど130万台湾元(約474万日本円)を投じ、旧校舎のトイレをかつての駅舎スタイルに改築した。往時の駅舎を...