常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が南シナ海の領有権を巡る判決で、中華民国(台湾)を「中国の台湾当局(Taiwan Authority of China)」と呼称したことについて、裁判の過程に注目していたある学者は、「仲裁裁判所が台湾の地位の取り扱いについて細心の注意を払っていたことが見て取れる。一般に指摘されるような『台湾は完全に中国大陸の一部である』ということではなく、台湾を特殊な実体として取...