1998年は、台湾の空の安全にとって暗黒の1年だった。2月にはチャイナエアライン(中華航空)機が台湾北部の中正国際空港(当時=現在の台湾桃園国際空港)で着陸に失敗して墜落、3月にはデイリーエア(徳安航空)のヘリコプターが離島・澎湖沖で墜落。さらに同月、フォルモサ・エアライン(国華航空=当時。現在はマンダリン航空と合併)機が同北部・新竹市の沖で墜落した。この3つの航空事故が、飛行安全調査委員会(Av...