台湾東部、花蓮県秀林郷の海抜1,000メートル近くの山中に位置する、先住民、タロコ族の大同集落(タロコ語でSkadang)は、36年前に村ごと平野部に移転した。しかし20世帯近くの人々はふるさとを離れ難く、電気の通らない旧集落に留まり続けた。このほどついに地元のタロコ族の人々と台湾南部、台南市の台南社区大学(コミュニティカレッジ)が「暗闇の集落に光をともそう」という運動を発起、文明に取り残された集...