台湾南部、高雄市に住む蔡佳緯さんは、ろうあの両親を持つ若者。小学校6年生のとき、自宅から出火し、電話で通報することのできない両親が蔡さんを連れて外に避難し、自宅が燃えるのを外から眺めるしかなかったという経験を持つ。また、大学2年生のとき、両親が交通事故に遭ったにもかかわらず通報できず、こういった経験から蔡さんはろうあの人のため、ショートメッセージで通報のできるアプリを開発しようと決心した。蔡さんは...