台湾の科学者、李連忠博士(元中央研究院研究員)が率いる多国籍の研究チームはこのほど、二硫化モリブデン(MoS2)単層と二セレン化タングステン(WSe2)単層で完全なpn接合を得ることに成功した。この成果は半導体部品製造工程のボトルネックとなる問題の解決につながることが期待され、将来的には極度に微細化された電子部品への応用も見込まれる。研究結果は世界最先端の学術誌「サイエンス」誌の最新号で発表される...