2017年、文化部(日本の省レベルに相当)主催の台湾の漫画賞である「金漫奨」特別貢献賞を受けた漫画家、許貿淞さんはその一生を漫画の執筆に捧げてきた。そしてこのほど、10年間を費やした引退作、『佛祖伝(釈迦伝)』を発表。1960年代以降、台湾では独特のスタイルを持つ武侠漫画ブームが起き、台湾漫画の歴史における全盛期を迎えた。許貿淞さんによる『武林皇帝』、『神拳流星』、『雄獅』などは台湾全土で大ヒット...